任天堂の十字キー特許が20年間ゲーム業界を支配した仕組み

面白い特許を調べてみた

ゲームコントローラーの十字キー(D-pad)は任天堂が発明しました。1982年に登場したこの小さなプラスチックパーツは、長年にわたってゲーム業界に影響を与え続けました。

十字キーの誕生

任天堂の横井軍平が設計した十字キーは、1982年のゲーム&ウォッチ「ドンキーコング」で初めて採用されました。親指ひとつで4方向の入力を可能にする革新的なデザインです。代表的な特許:US4,687,200(Google Patents)

特許による競合排除と多様化

特許存続期間中、他のゲームメーカーは十字キーと同一の構造を使えず、アナログスティックや独自ボタン配置など代替的なコントローラー設計を余儀なくされました。これがコントローラーデザインの多様化を招いたとも言えます。

MicrosoftとのD-pad特許争い

2008年、マイクロソフトはXbox 360コントローラー用の十字キー設計について特許を取得し、任天堂が米国国際貿易委員会(ITC)に提訴。最終的に2012年、両社はクロスライセンス契約を締結しました。わたしが十字キー特許で面白いと思うのは、特許の力は発明の大きさではなく汎用性と代替困難性によって決まるという点です。


出典

本記事は公開情報をもとにした調査・解説であり、法的アドバイスではありません。

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