面白い特許を調べてみた

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目の幅を自動で合わせる――AppleがVision Pro次世代機構の特許を出願(US 20250172813)

VRやARのヘッドセットを使ったことがある方なら、「目の幅に合わせる調整」の手間を経験したことがあるはずです。現行のApple Vision Proも、左右のレンズ間距離(瞳孔間距離=IPD)を手で回して合わせるダイヤルがついています。この...
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ポスト・イット特許|付箋の帝国を支えた「弱い接着剤」の知財戦略

1968年の「失敗」から生まれた白紙革命1968年の春、ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー(3M)の材料科学ラボに、一人の化学者がいた。スペンサー・シルバー。彼は当時、航空機産業向けの「最強の接着剤」を開発する...
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レゴブロックの特許が切れてもなぜ模倣品が市場を支配できないのか:特許満了後の知財戦略と機能性の法理

はじめに:特許が切れた後の「本当の戦い」レゴブロックの基本特許は、1958年にデンマークで出願され、1978年に満了した。つまり、半世紀近く前にレゴブロックの「結合構造」そのものを保護する特許権は消滅している。にもかかわらず、レゴは2025...
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ダイソンのサイクロン特許|5,127体のプロトタイプが生み出した知財帝国の秘密

失敗の庭で培われた一つの確信:1979年の革新的アイデア1979年の秋、イギリスの工業デザイナーであるジェームス・ダイソンは、ある啓示を得た。その時、彼は自分の家の改築プロジェクトに携わっており、製材所の粉塵吸引システムを目撃していた。巨大...
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任天堂の十字キー特許(US4,687,200)が20年間ゲーム業界を支配した構造:請求項分析と特許戦略の全貌

ゲームコントローラーの十字キーは、あまりにも当たり前の存在になりすぎて、その裏に20年間もの排他的独占権が存在したことを知る人は少ない。任天堂が1985年に出願し、1987年に成立した特許「US4,687,200」は、単なるボタン設計の特許...
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グーグルのPageRank特許はどのように検索エンジンの覇権を決めたのか

スタンフォード大学の舎から生まれた検索エンジン革命1995年秋、スタンフォード大学のコンピュータサイエンス専攻に入学した一人のロシア系アメリカ人の少年がいた。セルゲイ・ブリン。彼は翌1996年に、同じくスタンフォードの学生だったラリー・ペイ...