バイオ特許

CRISPRバトル最終章——PTABがBroad Instituteの優先権を再確認、バイオ知財の教科書的決着

2026年3月27日、米国特許審判部(PTAB: Patent Trial and Appeal Board)は、CRISPR-Cas9技術を真核細胞に適用する発明の優先権について、Broad Institute(MITとハーバード大学の共...
企業分析

OpenAIの特許110件を読み解く――Jony Iveとの協業AIデバイスへの布石と知財戦略の全貌

AI産業の覇者として君臨するOpenAI。ChatGPTの爆発的普及から数年が経ち、同社は今や純粋なソフトウェア・APIプロバイダーの枠を超えた存在へと変貌を遂げようとしている。その野心の最も具体的な証拠が、110件に上る特許ポートフォリオ...
特許速報

USPTOデジタルデザイン特許ルール大改革――「画面なし」でARホログラムUIが守られる時代の到来

2026年3月12日(一部報道では13日施行とも)、米国特許商標庁(USPTO)は「コンピューター生成インターフェースおよびアイコンに係るデザイン特許出願に関する補足ガイダンス」を発効させた。このガイダンスの最大の変更点は、コンピューター生...
知財ニュース

日本最高裁「AIは発明者になれない」確定判決──世界3極で出揃った「AI発明者不可」の意味を深掘りする

2026年3月4日、日本の最高裁判所第二小法廷は、「発明者は自然人(人間)に限られる」との判断を示し、AI(人工知能)を発明者として記載した特許出願に係る上告を退けた。この確定判決によって、日本における「AI発明者」の法的地位をめぐる議論に...
特許

ノーベル賞受賞者が特許では負け続ける理由――CRISPR特許争い、PTABが再びブロード研究所の勝利を確認

2026年3月、米国特許審判・控訴委員会(PTAB)がCRISPR-Cas9ゲノム編集技術をめぐる特許争いで、ブロード研究所(マサチューセッツ工科大学・ハーバード大学の共同研究機関)の優先権を改めて確認する決定を下した。IPWatchdog...
特許

OpenAIの特許を読んでみた――Jony Iveとの「AIデバイス」はペン・イヤバッド・スマートスピーカーの3形態か

2025年末から2026年初頭にかけて、テクノロジー業界を揺るがすビッグニュースが相次いだ。OpenAIが旧Apple最高デザイン責任者(CDO)のジョナサン・アイブ(Jony Ive)率いるハードウェアスタートアップ「io Product...
特許

USPTO、AI特許の審査基準を大転換――機械学習アルゴリズムは「抽象的アイデア」ではない

2026年3月、米国特許商標庁(USPTO)が人工知能(AI)・機械学習(ML)関連発明の特許適格性審査において、実質的な方針転換を打ち出した。2025年9月に就任したキャサリン・スクワイアズ長官のリーダーシップのもと、従来の審査実務では「...
面白い特許を調べてみた

目の幅を自動で合わせる――AppleがVision Pro次世代機構の特許を出願(US 20250172813)

VRやARのヘッドセットを使ったことがある方なら、「目の幅に合わせる調整」の手間を経験したことがあるはずです。現行のApple Vision Proも、左右のレンズ間距離(瞳孔間距離=IPD)を手で回して合わせるダイヤルがついています。この...
特許

AI特許が通りやすくなった? USPTO新局長が変えつつある§101の常識

「これは人間の頭の中でもできる処理だから特許にならない」――AIを使ったシステムの特許出願をめぐって、審査官からこう指摘されたケースは少なくありませんでした。ところが、2025年後半から米国特許商標庁(USPTO)の審査姿勢に変化の兆しが見...
特許

旧型アウト、新型はセーフ? Apple Watch血中酸素特許訴訟、控訴裁が輸入禁止を確定

Appleがウェアラブルの代名詞として売り出したApple Watchが、医療機器メーカーとの特許紛争で大きな壁にぶつかっています。2026年3月19日、米国の連邦巡回区控訴裁判所(CAFC)が下した判決は、単なる企業間の法廷闘争にとどまら...