欧州

知財ニュース

欧州司法裁判所、著作権の「パスティーシュ」例外の範囲を明確化——Kraftwerk事件から展開した芸術的対話理論の射程

欧州司法裁判所(CJEU)は2026年4月14日、EU著作権法における「パスティーシュ(pastiche)」例外の適用範囲を明確にした先決裁定を下した。ドイツ連邦裁判所(Bundesgerichtshof)が付託した事件を契機に、同裁判所は...
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EPO審査ガイドライン2026年版が施行——AI利用指針・カラー図面手続き・医薬用途クレームの開示要件を更新

欧州特許庁(EPO)は2026年4月1日、2026年版審査ガイドライン(Guidelines for Examination under the EPC)を施行した。今回の改訂はAI関連発明の取り扱い方針の明確化、カラー図面の処理手続き整備...
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EUIPOがIP担保融資調査報告書を公表——SMEの信用格差解消に向け最大5,800億ユーロの政策提言

欧州連合知的財産庁(EUIPO)は2026年4月13日、欧州中小企業(SME)が知的財産権(IP)を担保として資金調達を行う際に直面する構造的障壁を分析した調査報告書を公表した。同報告書は、欧州のSMEが抱える信用格差(クレジット・ギャップ...
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EPOが2026年審査ガイドライン改訂を施行——抗体特許の判断基準を大幅転換、PACE廃止も確定

欧州特許庁(EPO)は2026年4月1日、2026年版の統合審査ガイドライン(Guidelines for Examination)を施行した。2025年4月版を廃止し、欧州特許ガイド(European Patent Guide)およびユー...
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EPOが2026年版審査ガイドラインを施行——G 1/24によるクレーム解釈変更・PACE廃止・AI責任を明文化

欧州特許庁(EPO)は2026年4月1日、2026年版の審査ガイドライン(Guidelines for Examination)を施行した。今回の改訂は複数の重要な変更を含んでおり、クレーム解釈に関する拡大審判部決定G 1/24の反映、先行...
コラム

「色」を商標登録する——ルクルーゼのオレンジと色彩商標が成立する条件

特定の色を商標として登録し、競合他社の使用を排除することは可能か——この問いに対して米国連邦最高裁が肯定的な回答を与えたのは1995年のことである。それ以来、ティファニーブルー、UPSブラウン、クリスチャン・ルブタンの赤いソール、そしてル・...
知財ニュース

有田焼の産地ブランドを守る仕組み——400年の歴史と知財保護の現在地

佐賀県有田町を中心に生産される磁器・有田焼は、1616年の開窯から400年以上にわたり日本を代表する伝統工芸品として世界に輸出されてきた。しかしその長い歴史と高いブランド価値にもかかわらず、「有田焼」の名称を法的に保護する仕組みは、欧州のシ...
企業分析

フェラーリ・ポルシェ・ジープ——クルマの「形」が商標になる条件と各社の権利化戦略

自動車メーカーが「形」そのものを知的財産として保護する時代が来ている。フェラーリのフロントグリル、ポルシェ911のシルエット、ジープの7スロットグリル——これらはいずれも、意匠権や立体商標として複層的に権利化されている。クルマの「外観」が商...
知財ニュース

EPO 2026年版審査ガイドライン施行——PACE「検索加速」廃止と2文書統合が出願戦略に与える影響

欧州特許庁(EPO)は2026年4月1日付で新しい審査ガイドライン(2026年版)を施行した。今回の改訂で最も実務的な影響が大きいのは、PACE(Programme for Accelerated Prosecution of Europe...