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米国通商代表部が2026年スペシャル301条報告を公表——ベトナムを13年ぶりに優先国指定、EUも20年ぶりにウォッチリスト入り

米国通商代表部(USTR)は2026年4月30日、2026年版スペシャル301条報告書(Special 301 Report)を公表した。同報告書は、知的財産権(IP)の保護と執行に関して問題が認められる国・地域を毎年格付けするものであり、...
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DTSA不当利得賠償の判断基準をめぐり巡回区で解釈が分裂──タタ対CSCの最高裁上告審請求が焦点

米国の連邦営業秘密法(Defend Trade Secrets Act、以下DTSA)が定める不当利得(unjust enrichment)賠償の成立要件をめぐり、第5巡回区控訴裁判所と第2巡回区控訴裁判所の間で解釈の齟齬が生じている。現在...
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IPGフォトニクスとTRUMPF、欧州統一特許裁判所の相次ぐ侵害判決を経てファイバーレーザー特許訴訟をグローバル和解

ファイバーレーザー世界最大手の米IPGフォトニクス(NASDAQ: IPGP)とドイツのTRUMPF Laser- und Systemtechnik SEは2026年5月5日、両社間のすべての特許訴訟を全世界で取り下げる和解に合意したと発...
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連邦巡回区控訴裁判所、特許クレームの「about(約)」は内部矛盾のある明細書では不確定と判示——Enviro Tech対Safe Foods

2026年5月4日、米国連邦巡回区控訴裁判所(CAFC)は先例拘束性を有するルイ判事(Judge Lourie)執筆の判決において、食品衛生関連の特許請求項に用いられた「about(約)」という表現が35 U.S.C. § 112(b)の確...
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米国特許庁が積滞削減で転換点に到達——約10年ぶりに審査着手数が新規出願数を上回る

米国特許商標庁(USPTO)は2026年4月10日、特許出願の積滞(バックログ)削減において重要なマイルストーンを達成したと発表した。2026会計年度(FY2026)内の累積審査着手件数が累積新規出願件数を初めて上回り、約10年ぶりに「処理...
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2026年第1四半期の特許争訟統計——PTAB申請件数が前年比64%急落、ITC申立は70%増加

2026年4月に公表された複数の調査報告によると、2026年第1四半期(1〜3月)における米国特許争訟の件数が大幅に変動した。特許審判・不服申立部(PTAB)への申請件数が前年同期比64.2%減と歴史的な低水準に落ち込む一方、米国国際貿易委...
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USPTO、Robin Evans氏を特許局長代行に任命──AI特許調査パイロット延長など新体制下の動向

米国特許商標庁(USPTO)は2026年5月1日、Robin Evans氏を特許局長代行(Acting Commissioner for Patents)に任命した。Valencia Martin-Wallace氏が同日付で退職したことに伴...
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特許庁(JPO)、ステータスレポート2026を公表──2025年の特許出願が10年ぶりの最高水準、12月に8.2万件の急増

特許庁(JPO)は2026年3月23日、「JPOステータスレポート2026」を公表した。同レポートは毎年発行される統計・政策報告書であり、日英両言語で提供されている。今回のレポートは2025年の統計データを主に扱い、特許・商標出願動向、無効...
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連邦巡回区控訴裁判所、脇見運転防止特許の§101適格性欠如を認定──TJTM Technologies v. Google

2026年5月5日、米国連邦巡回区控訴裁判所(CAFC)は、TJTM Technologies, LLC v. Google LLC 事件において、TJTM Technologies社(以下「TJTM社」)が保有する米国特許第8,958,8...
コラム

AI時代の特許制度再設計——2026年の政策動向と知財の未来

AI技術の急速な進化に対して、特許制度という19世紀に起源する制度が対応しきれていない。2026年現在、米国・欧州・日本を含む主要国では、AI時代の特許制度再設計を求める議論が活発化している。親特許政策と厳格な人間発明者要件のジレンマは、知…